会話のピッチングマシーン

皆さん言いたいことそんなたくさんありますか?


書きたいことはたくさんある。
でも、話にオチを付けるのが苦手なのでアウトプットが汚い。
誘導してもらわないとちゃんと話せないし、人の話を聞く側に徹してきていたため、会話の方法がわからない。

 

自分から発信するものは全て「※個人の感想です」とテロップを付けたくなるようなものばかりで、例えば「今日はいい天気だなあ。」終わり。である。
自分の興味のあることを話題にしたらいいんだよとはよく聞くものの、それすらできない。
会話例で言うならこう。

 

①最近牛乳飲むの好きなんだよね。(起点)
②へえ、牛乳?(興味)
③うん、平日は500ml買って飲んでる(補足)


これ、言われたところで「あ、そう、へえ」ってなりません?

だから何なの…?という反応が見えている。そもそも話題のバリエーションを知らない。LINEだったら「いいね!」みたいなスタンプ送って終了するしTwitterだったら何も反応もなく過ぎる話。話題でもない。

 

ただそれが面と向かった会話であれば、そのあと言いようもない空気が流れる。
無言が作り出される。無を作成しちゃってんのか私、やるじゃん。

頑張れば会話の発展はあるかもしれないが、言い換えると「頑張らせてしまう」に繋がる。それが見える時点でもう会話すらしたくない。提供された話題ならいくらでも返事をするからこちらに喋らせないでくれって思う。


たまに饒舌に喋るときがある。
それは自分の説明だったり、何かの説明だったり、説教だったりで、会話のキャッチボールどころかピッチングマシーンとなる時、とても饒舌になる。そんなときこちらはとても気持ちよく喋っているわけで、余裕があるから小粋なジョークを挟むとか、わかりやすい例え話の変換だってできる。

そんなとき、空気を読まないバッターがホームラン急の打ち返しをすることがある。私は補充された玉を投げつくすまでノンストップで喋り続けたいから「へえ」「なるほど」以外のバッターは困る。そもそもそれを受け取るグローブはないし、自分の腹の中にあるボールしかこちらは用意できていない。「え?でもそれおかしくない?」とか割り込むな。一回全部投げさせろ。性能的にはよくできたピッチングマシーンだけど人間としてはスクラップ一直線である。

 

それでも頑張ってひととおり会話したあとになってからの「あの時ああいえばよかった」の反省会を今日も開催してきます。お疲れ様でした。