余生

けっこう大きめの節目だし、と、すごーく久々なブログを引っ張り出してきました。

そもそも書いてある記事数じたいが少ないんだけども、意外と読める文章だったので恥ずかしながらも残したいし、残していこうと思いました。

 

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ここで30年目の人生となりました。

年を取ることがすごく嫌だったけど、なんだか今は否定的な気持ちはない。不思議。

 

20歳を迎えたとき、成人と言われるにふさわしい人間であろう、行動に責任を持った大人であろう、と思ったことをよく覚えている。

10代を抜けたばかりの自分には成人という二文字がすごく大きくて、重たくて、自分には持て余す称号だった。それでもその年数を生きたのだから、成人したんだから、子供でいてはいけない、大人にならなければはらない、と、自分を律して生きてきた……と思う。そうやって戒めてきたはずなのに、人生30週年を迎えてなおまだまだ自分は幼くてワガママで自分が恥ずかしくて、生きた年数にふさわしい人間になれた自信がまるでない。だらだら時間を食いつぶして生きちゃったな。美味しかったような気がするけど、どうだろう。

年齢に見合った人間になりたいってずっと思ってたはずなのに、振り返ると全然そんなことできてないな。時間、こんなに短かったんだな。

自分はもう子供ではない、と思う。でも、私は大人になれてるよって、20歳の私に自信を持って言えるような大人に果たしてなれているのだろうか。もし会話できたとしたら、そうだな……家のこととか人間関係のこととか仕事のこととか、たくさん心がつらかったね。でもごめんね、そこから10年経ってもまだまだつらいこといっぱいあるよ。そう生きちゃったよ、ごめんね。……なんて、謝罪案件になっちゃうな。

 

それでも、何も得てない時間じゃなかった、と思う。

私の周りには素敵な人たちが多くて、色んな人に教えられ、導かれ、育てられてきたなと思います。色んな出会いがあった。楽しい人、嫌いな人、意地悪な人、大切な人、尊敬する人。それぞれから勝手に学びを得たし、叱ってくれる人から学べることも大きかった

だから、そんな周囲の素敵な人たちぶんだけは、成長できてることに自信を持ってたいなと思います。

 

やっと文章を頭に戻せるよ。久々に文章を作るものだから、回り道の塩梅が難しい。

 

今、年齢を重ねることにわりと肯定的です。

それはたくさんの人たちに成長させてもらったからであり、かつ、ネガティブイメージがなくなったから。私の周りには年上の方が多くて、私よりもっと素敵に人生を彩ってる方が多い。楽しく素敵に生きてる人たちを見て、あぁ、年を取ることってネガティブなことじゃないんだな、って思えた。ありがとうございます。

後悔とかはまあ……いっぱいあるけどね、後悔は先に立たないし覆水は盆に帰らないし吐いた唾は飲めない。受け入れて生きていくのが、人生なのかな。

 

 

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少しだけ息継ぎ。

残りの余生はまだ何十年もあるよ、長いなあ。

理想になりたい自分と理想に疲れた自分、どっちも可愛い、だなんて自分を許せるか悩むのが、これからの生き方になってくるのかな……。

次の節目の頃の私は何してるかな、なんて、生きたようにしかならないよね。この先の私もまだまだ幼いし、恥ずかしいんだろうけど、残りの人生を好きに生きていいよ。そのかわり、美味しかったって満腹のお腹さすっててね。